常磐会(読み)ときわかい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「常磐会」の意味・わかりやすい解説

常磐会
ときわかい

1906年(明治39)9月に山県有朋(やまがたありとも)の意を受けて、森鴎外(おうがい)と賀古鶴所(かこつるど)の2人がおこした歌会。22年(大正11)2月、山県の死まで185回続いた。会員は山県と四選者小出粲(こいでつばら)、井上通泰(みちやす)、大口鯛二(たいじ)、佐佐木信綱(のぶつな)。のちに鎌田正夫池辺義象(いけべよしかた)ら)と二幹事(鴎外、鶴所)の7名からなり、賀古邸と山県邸(椿山荘(ちんざんそう)、古稀庵(こきあん)など)を隔月に使用し、月1回、第2土曜日に開かれた。選者から歌の題を出して門人から集まった詠草の選をし、3人が賛成した歌が入選。時代に適応した歌調の研究に努力した。『常磐会詠草』初編(1909)から第五編(1917)を刊行

[藤岡武雄]

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