常葉神社(読み)とこはじんじや

日本歴史地名大系 「常葉神社」の解説

常葉神社
とこはじんじや

[現在地名]大垣市郭町

大垣公園の北端にある旧県社。祭神は戸田一西・戸田氏鉄。嘉永五年(一八五二)大垣藩主戸田氏正が祖先一西への神号授与を請願し、伊勢神宮祭主藤波致忠から常葉明神の神号を受け、神殿を城内松の丸の庭に創建以後、毎年八月一五日に庭奉行が主宰する例祭を行い、藩士はもちろん領内の町民百姓にも参拝を許した(「神社明細帳」県立歴史資料館蔵)。廃藩置県後、城地返上となり、明治五年(一八七二)長松ながまつ村の戸田氏寛邸に遷座、同六年大垣八幡神社境内に遷座した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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