世界大百科事典 第2版の解説
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
…青森県下北郡生れ。小児麻痺という肉体的ハンディキャップや伝説化した暴飲と奇行癖によって,代表作《幕末太陽伝》(1957)の主人公,居残り左平次にその自伝的イメージを見る人も多い。1963年,45歳で早世したが,日活時代の助監督今村昌平は,〈芸術もあった,戦争もあった,泥酔も喧嘩も恋愛も嫉妬も,ケチも痛快も憎悪も,あらゆるものが充実し,煮つまり,華やかに在った〉(《サヨナラだけが人生だ――映画監督川島雄三の一生》)と書いている。…
…そうした中で,植木等主演の《ニッポン無責任時代》(1962)は,サラリーマン喜劇に属しながら,陽気なピカレスクの輝きを見せ,異彩を放つが,シリーズ化された後続の作品は平凡なものとなった。 喜劇を得意とする作家としては,〈軽薄才子〉と評された初期の市川崑が,《足にさわった女》(1952),《青春銭形平次》《愛人》(ともに1953)などで発揮したモダニズムとダンディズム,また,一見それと似た軽さを示しつつも,戦後的なニヒリズムを根本とした川島雄三の《幕末太陽伝》(1957),《貸間あり》(1959),《しとやかな獣》(1962)などの,世をすねたユーモアも忘れがたい。しかし,こうしたドライな,時として毒のある笑いは,大衆受けはしなかった。…
※「幕末太陽伝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
すべての国民をなんらかの医療保険に加入させる制度。医療保険の加入者が保険料を出し合い,病気やけがの場合に安心して医療が受けられるようにする相互扶助の精神に基づく。日本では 1961年に国民健康保険法(...
12/21 デジタル大辞泉プラスを更新
12/21 デジタル大辞泉を更新
12/10 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/28 デジタル大辞泉を更新
10/28 デジタル大辞泉プラスを更新
10/27 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新