平坂湊(読み)へいさかみなと

日本歴史地名大系 「平坂湊」の解説

平坂湊
へいさかみなと

[現在地名]西尾市平坂町

矢作川河口に位置する近世の港で、平坂入江の末端水路にあたる。平坂は古くから入江に面していたが、慶長一〇年(一六〇五)矢作川の改修により、その本流入海に注がれてから入江がしだいに埋まり、矢作川の河口が延び、小栗おぐり奥田おくだ両新田開発後は、深く湾入した平坂湊が生じた。「三河刪補松」に「寛永中県令鳥山鈴木二氏五ケ湊を定む。平坂其一也。大湊にて繁昌地家居多し」とある。湊の規模について、明治三年(一八七〇)の三河国幡豆郡平坂湊広狭深浅巨細書(西尾市史編纂室蔵)

<資料は省略されています>

とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む