日本歴史地名大系 「平安座西グスク」の解説 平安座西グスクへんざいりぐすく 沖縄県:沖縄島中部与那城町平安座村平安座西グスク[現在地名]与那城町平安座別称西(いり)グスク。平安座(へんざ)島のほぼ中央を走る丘陵の標高約一二〇メートルと島内で最も高い琉球石灰岩上に位置する。面積三〇〇〇平方メートル余。築城年代は不明。伝承では勝連(かつれん)グスク(現勝連町)の浜川按司の次男高花按司の居城であったという。「琉球国由来記」にみえる森城(むいぐすく)は当グスクのことであり、「おもろさうし」巻一六の二二に「ひやむさかなもり(平安座金森)」と謡われているのも当グスクであると考えられる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by