平成30年北海道胆振東部地震(読み)へいせいさんじゅうねんほっかいどういぶりとうぶじしん

知恵蔵mini の解説

平成30年北海道胆振東部地震

2018年9月6日午前3時7分に北海道・胆振(いぶり)地方中東部を震源として発生したマグニチュード6.7(暫定値)の地震。同日気象庁が地震の名称を発表した。震源は北緯42.7度、東経142.0度、深さは約37キロメートル(暫定値)。内陸断層東西から圧縮されて上下にずれ動く逆断層型の地震とみられ、勇払(ゆうふつ)郡・厚真(あつま)町で最大震度7、安平(あびら)町、むかわ町で震度6強、札幌市東区、千歳市、日高町平取(びらとり)町で震度6弱を観測した。この地震により道内のすべての火力発電所が停止し、一時は道内全域が停電する事態となった。各地で家屋倒壊土砂崩れ、液状化などの被害が発生し、総務省消防庁の集計(同年9月11日7時45分時点)によると、人的被害は死者41人、負傷者675人、住家被害は全壊32棟、半壊18棟、一部破損10棟に上っている。

(2018-9-11)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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