平松理英(読み)ヒラマツ リエイ

20世紀日本人名事典 「平松理英」の解説

平松 理英
ヒラマツ リエイ

明治・大正期の僧侶 正徳寺住職



生年
安政2年(1855年)

没年
大正5(1916)年10月21日

経歴
真宗大谷派の僧で、高地達蔵、林鶴梁、松林了英に師事。明治初年に廃仏毀釈が起こると大洲鉄然・島地黙雷らと共に仏教復興を目指し布教伝道に尽力。寺田福寿・土岐善静らと仏教講談会を設立、各地を巡り仏教の公開演説会を開いた。また「中桜新聞」、雑誌「法話」を発行し文書伝道を行う。一方、東本願寺の渥美契縁・石川舜台両派の政争に対して顕真会を設立し注意を喚起。また日清日露戦争では布教師として従軍した。のち東京北品川の正徳寺住職となり、大正13年擬講追贈された。著書に「教海美譚」「無尽蔵」「廻瀾始末」「寺門改良論」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「平松理英」の解説

平松理英 ひらまつ-りえい

1855-1916 明治-大正時代の僧。
安政2年生まれ。真宗大谷派。明治の初め廃仏毀釈がおきると,仏教の公開演説会をひらき,各地で布教につとめた。日清・日露戦争に布教師として従軍。のち東京北品川の正徳寺の住職となった。大正5年10月21日死去。62歳。著作に「教海美譚」「無尽蔵」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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