平滝村
ひらたきむら
[現在地名]栄村大字豊栄
千曲川の北岸沖積地に立地。関田山脈貝立山(九三七メートル)の山麓の村で、東は青倉村、西は白鳥村に接する。
応永七年(一四〇〇)一〇月二九日付信濃守護小笠原長秀の市河刑部大輔入道(頼房)あての安堵状(市河文書)に「中曾禰郷内小穴河・平滝買得地等事」とあるのが初見。同八年六月守護斯波義将が同じく同地を安堵。
平滝村
ひらたきむら
[現在地名]木造町平滝
屏風山砂丘の東部末端に位置する。東に田光沼を望み、北に牛潟村(現車力村)、南に筒木坂村がある。
元禄一〇年(一六九七)館岡村の西方平滝沼の東北に開村した(津軽信政公事績)。戸数は三〇軒ほどあったが、風が強く耕作に不便でしだいに衰微し四軒だけとなった。享保一〇年(一七二五)庄屋の安田七右衛門が現在地へ移ってから人々が集まり、集落が形成されたという(西津軽郡史)。同一二年木造新田に属し、木造通三五ヵ村の一つで村位は下とある(平山日記)。宝暦四年(一七五四)の検地帳によれば、田畑屋敷合せて一四町三反七畝一六歩、村高五九・三五石とある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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