平野新田村
ひらのしんでんむら
[現在地名]西脇市平野町
板波村の西、野間川の南岸、鳴尾山の西側に位置する。新田村で元和六年(一六二〇)に検地が行われて立村(天保四年「村明細帳」平野町有文書)。開拓者は南隣の加東郡上滝野村(現滝野町)の阿江九郎兵衛正家でその屋号平野屋を村名とした(「滝野川船座由緒書」阿江家文書)。江戸期の領主の変遷は延享三年(一七四六)三卿の一橋領となるまでは西脇村に同じ。以後も同家領で幕末に至る(「一橋家領知高帳」一橋徳川家文書、旧高旧領取調帳など)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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