とし‐ぎり【年切】
- 〘 名詞 〙
- ① 樹木が年によって、実を結ばないこと。としぎれ。また、幸運にめぐりあわないことにたとえていう。
- [初出の実例]「今までになどかは花の咲かずして、よそとせばかりとしぎりはする〈藤原時平〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)雑一・一〇七七)
- ② 年数を限ること。ある事をするのに一定の年数をあてること。〔日葡辞書(1603‐04)〕
- ③ 年ごとに限ってすること。
- [初出の実例]「只編年の法には年切りに書く故、其事次の年にわたれば其間に余のこと入たがる故」(出典:箚録(1706))
- ④ 年季。また、年季のきれること。
ねん‐ぎれ【年切】
- 〘 名詞 〙 草木が年によって、実を結ばないこと。としぎれ。としぎり。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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