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幸阿弥道長 こうあみ どうちょう

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

幸阿弥道長 こうあみ-どうちょう

1408-1478 室町時代の蒔絵(まきえ)師。
応永15年生まれ。8代将軍足利義政(よしまさ)につかえ,その命をうけて蒔絵を習得,出家して幸阿弥と称した。以来それを家名とし,のち徳川家お抱えの蒔絵師としてつかえる幸阿弥家の祖となった。文明10年10月13日死去。71歳。本姓は土岐。通称は四郎左衛門。

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朝日日本歴史人物事典の解説

幸阿弥道長

没年:文明10.10.13(1478.11.7)
生年:応永17(1410)
室町中期の蒔絵師。通称は四郎左衛門。入道して宗月道長日輝と号する。江戸時代に徳川幕府お抱えの蒔絵師となった幸阿弥家の初代で,『幸阿弥家伝書』によれば,室町幕府8代将軍足利義政の側近くに仕え,所領として近江国(滋賀県)栗本郡を賜ったという。また,研出蒔絵,高蒔絵など,蒔絵の複雑な技巧に長じ,能阿弥,相阿弥,土佐光信など,当時一流の絵師の下絵による蒔絵作品を数多く制作したと伝えられる。なお,道長の本姓は土岐氏で,その阿弥陀号である幸阿弥が後世の家名となった。

(小松大秀)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

幸阿弥道長
こうあみみちなが

幸阿弥派」のページをご覧ください。

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世界大百科事典内の幸阿弥道長の言及

【幸阿弥家】より

…室町後期から江戸時代を通じて,時の為政者に仕え,常に主流的な位置にあった蒔絵師の家系。初代道長(1410‐78)は本名土岐四郎左衛門道長といい,近江国栗本郡を領した足利義政の近習であった。のち蒔絵を習って上手になり蒔絵師として将軍家に仕え,入道して幸阿弥と称した。能阿弥,相阿弥,土佐光信の下絵を用い,高蒔絵や研出蒔絵の精巧な作品を制作した。2代道清(1433‐1500)は,道長の長子。1465年(寛正6)に義政の命で後土御門天皇即位の調度に蒔絵を施し,法橋に叙された。…

※「幸阿弥道長」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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