幻妻(読み)ゲンサイ

デジタル大辞泉 「幻妻」の意味・読み・例文・類語

げん‐さい【幻妻/×衒妻】

広く女をいう語。特に、美人をいうこともあり、また、女をののしってもいう。
「酒も―も向う持ちで、腹の痛まん散財や」〈上司太政官
自分他人の妻を卑しめたり、親しみを込めたりしていう語。
「さだめしおどれが―は、昼は袖乞ひして生米がな食らふさかひ」〈滑・膝栗毛・六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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