幼年期地形(読み)ヨウネンキチケイ

デジタル大辞泉 「幼年期地形」の意味・読み・例文・類語

ようねんき‐ちけい〔エウネンキ‐〕【幼年期地形】

浸食輪廻りんね初期地形原地形が広く残っており、河川下刻かこくが激しくて峡谷を生じ、滝や早瀬が多い。→壮年期地形老年期地形

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精選版 日本国語大辞典 「幼年期地形」の意味・読み・例文・類語

ようねんき‐ちけいエウネン‥【幼年期地形】

  1. 〘 名詞 〙 浸食輪廻(りんね)の初期に見られる地形。原地形の平坦面が浸食されて、急流で滝の多いV字谷が見られる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「幼年期地形」の意味・わかりやすい解説

幼年期地形
ようねんきちけい
landform of youth

W.デービス浸食輪廻の第1段階の地形。浸食が進まないので原地形を広く残し,原地形の総面積が谷の総面積よりも広い段階。表面は波浪状を呈することが多い。河川は下刻作用が強く,狭いV字形の横断面形をもつ峡谷をつくる。河床縦断面形は平滑でなく,滝や早瀬がみられる。

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