最新 地学事典 「広生性」の解説
こうせいせい
広生性
eurybiontic
環境要因の変動について適応性の広い生物の性質。広深性・広塩性・広温性など。狭生性(stenobiontic)に対置して用いる。生物がある場所にすむことは,深度・塩分・温度などの環境要因によって規定されていて,種類により適応の範囲が異なる。広生性生物の場合,環境の変化に対して強く,いろいろな環境にすみうるので有利。一方,狭生性生物の場合は,主要な制限要因を明らかにすることによって,環境指示者として有効。しかし化石の場合,死後の運搬・移動があるので,広生性か狭生性かの判断には注意を要する。
執筆者:糸魚川 淳二・高安 克己
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

