庄司吉之助(読み)ショウジ キチノスケ

20世紀日本人名事典 「庄司吉之助」の解説

庄司 吉之助
ショウジ キチノスケ

昭和期の日本史学者 元・福島大学経済学部教授



生年
明治38(1905)年2月18日

没年
昭和60(1985)年4月30日

出生地
福島県信夫郡福島町(現・福島市)

学歴〔年〕
福島市立第三尋常小学校〔大正6年〕卒

学位〔年〕
農学博士(東京大学)〔昭和36年〕

経歴
13歳で福島市内の新聞社の文選工になり、独学日本経済史を学ぶ。昭和15年地元新聞に連載の「福島県蚕業発達史」が藤田五郎福島高商(現・福島大)教授の目にとまり、以後研究専念。25年福島大学講師、29年助教授を経て、36年農学博士となり、38年から44年まで教授を務めた。著書に「世直し一揆の研究」「近世養蚕業発達史」「明治維新の経済構造」「近世民衆思想史」「近代民衆運動史」、「庄司吉之助著作集」(全5巻 吉川弘文館)など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「庄司吉之助」の解説

庄司吉之助 しょうじ-きちのすけ

1905-1985 昭和時代の経済史学者。
明治38年2月18日生まれ。小学校卒業後,独学で日本経済史をまなぶ。郷里福島県の社会経済史,自由民権運動などの分析につとめ,「世直し一揆(いっき)の研究」などをあらわす。昭和38年福島大教授。昭和60年4月30日死去。80歳。著作に「明治維新の経済構造」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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