庇羅郷(読み)ひらごう

日本歴史地名大系 「庇羅郷」の解説

庇羅郷
ひらごう

「和名抄」に記載される松浦郡内の郷。同書の高山寺本・東急本・名博本・元和古活字本にいずれも「庇羅」と記される。諸本ともに訓を欠くが、表記に従えばヒラであろう。ただし古代の佳字二字策に従った表記であれば、本来は遺称である後代の平戸などからみるとヒラト(またはヒラコ)であった可能性もある。「三代実録」貞観一八年(八七六)三月九日条に庇羅郷とみえ、値嘉(ちか)郷とともに、地勢が広く、戸口も殷富で、産物も香薬・奇石など奇異のものが多い。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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