床代(読み)とこだい

精選版 日本国語大辞典 「床代」の意味・読み・例文・類語

とこ‐だい【床代】

〘名〙
遊里での揚げ代。
浮世草子・本朝浜千鳥(1707)一「若はしょわけ悪ひ客あり、牀代の済ぬ時は女の手業にかなわぬゆへ、此為の用心なりとて」
② よしずなどで囲った小屋の中でする講釈などを聞く代金。また、演芸を見聞きする料金
洒落本呼子鳥(1779)やました八景「扨、みなかけてお聞なさい。床(トコ)代六文づつ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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