底を叩く(読み)そこをたたく

精選版 日本国語大辞典 「底を叩く」の意味・読み・例文・類語

そこ【底】 を 叩(たた)

① 中にあるものを全部出しつくす。底をはたく。底を払う。
浮世草子好色一代女(1686)四「なじみはなけれどそなたをいとしさに、万事を底(ソコ)たたいて語ける」
不在地主(1929)〈小林多喜二〉六「みんな一番安い十一月、十二月に俵の底をたたいてしまってゐる」
相場が最低値に達する。底を入れる。底を突く。〔取引所用語字彙(1917)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「底を叩く」の意味・読み・例文・類語

そこたた・く

底をはたく」に同じ。
「右の有り物すっぺりと―・けば」〈浮・万金丹・五〉

そこはた・く

中身を出し尽くす。底をたたく。「財布の―・く」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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