底土(読み)シハニ

デジタル大辞泉 「底土」の意味・読み・例文・類語

し‐はに【土】

《「はに」の意》地の底にある土。そこつち。→初土はつに
「―は丹に黒きゆゑ」〈・中・歌謡

そこ‐つち【底土】

下層にある土。下の方の土。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「底土」の意味・読み・例文・類語

しは‐に【底土】

  1. 〘 名詞 〙 下の方の土。そこつち。
    1. [初出の実例]「端土(はつに)は 膚赤らけみ 志波邇(シハニ)は に黒きゆゑ」(出典古事記(712)中・歌謡)

底土の補助注記

「古事記」例は「志婆邇」とする本文により、「シバニ」と訓んで「柴土」(木などの腐葉土)とする説もある。


そこ‐つち【底土】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 下の方の土。下層の土。
  3. そこち(底地)

てい‐ど【底土】

  1. 〘 名詞 〙 田畑表土の下層にある土壌。たがやした際にすきかえされない部分の土。心土(しんど)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

岩石学辞典 「底土」の解説

底土

亜土壌

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android