精選版 日本国語大辞典 「庚申の代待ち」の意味・読み・例文・類語 こうしん【庚申】 の 代待(だいま)ち 庚申の代待〈人倫訓蒙図彙〉願い主の代人となって庚申参りをすること。江戸時代、大坂では、庚申の日が近づくと、こじき坊主が、浅葱もめんの衣に、手甲、脚胖(きゃはん)をつけ、どらをたたいて「四天王寺の代待ち」などととなえながら、各家を回って金品をもらって歩いた。[初出の実例]「庚申(かのへさる)にはとと打って庚申(カウシン)のだいまち。さて傘(からかさ)に赤前垂を腰に巻き、住吉踊」(出典:浄瑠璃・妹背山婦女庭訓(1771)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例