座人(読み)ザニン

デジタル大辞泉 「座人」の意味・読み・例文・類語

ざ‐にん【座人】

座に加わっている人。座衆
江戸時代金座銀座の世襲役人。

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精選版 日本国語大辞典 「座人」の意味・読み・例文・類語

ざ‐にん【座人・坐人】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 座の組織に加わっている人。座衆(ざしゅう)
  3. 江戸時代、勘定奉行配下にあった、金座、銀座の年寄役、勘定役、平役の三役総称
    1. [初出の実例]「其月改て座人の中十五人を召返され」(出典:貨幣秘録(1843))
  4. すわっている人。その場にいる人。
    1. [初出の実例]「乃笑謂坐人曰」(出典空華日用工夫略集‐永和四年(1378)一〇月七日)

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普及版 字通 「座人」の読み・字形・画数・意味

【座人】ざじん

座中の人。

字通「座」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の座人の言及

【宮座】より

…現在,西日本の各地に宮座の慣行がみられるが,これは以上のような幾多の変容をとげた結果のものである。
[宮座の組織]
 宮座は主に男子により構成され,彼らは座衆,座人と呼ばれる。座衆は家を単位として加入するのが古い型であった。…

※「座人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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