座中(読み)ザチュウ

デジタル大辞泉 「座中」の意味・読み・例文・類語

ざ‐ちゅう【座中】

会合している一座の中。また、その一座。「座中を見回す」
芸能の一座の仲間

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精選版 日本国語大辞典 「座中」の意味・読み・例文・類語

ざ‐ちゅう【座中】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ざじゅう」とも )
  2. 座敷の中。集会の列席者の中。列席している人々。
    1. [初出の実例]「第六天の魔王と金字に銘を打たる者座中に進み出で」(出典:太平記(14C後)一二)
    2. [その他の文献]〔史記‐封禅書〕
  3. 座頭(ざとう)芸人の一座の仲間。
    1. [初出の実例]「近来座中之もの共一同風儀みだりに相成、針治音曲等之家業をわすれ」(出典:御触書天保集成‐八〇・寛政三年(1791)七月)

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普及版 字通 「座中」の読み・字形・画数・意味

【座中】ざちゆう

一座のうち。唐・谷〔席上、歌者に貽(おく)る〕詩 座中に亦た江南の客り 春風に向つて鷓鴣(しやこ)(鳥の名。つねに南することを思う)を唱ふこと(なか)れ

字通「座」の項目を見る

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