庫主(読み)コス

精選版 日本国語大辞典 「庫主」の意味・読み・例文・類語

こ‐す【庫主】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 延暦寺の僧職の一つ。仏具などを調える身分の低い僧。〔驢嘶余(室町末)〕
  3. ( 「庫子」とも ) 禅宗の僧職。副寺(ふうす)に属して収支をつかさどるもの。庫主の行者(あんじゃ)
    1. [初出の実例]「庫子〈略〉算用にも達したものでなうてはぞ」(出典:百丈清規抄(1462)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android