20世紀日本人名事典 「庭山耕園」の解説
庭山 耕園
ニワヤマ コウエン
明治〜昭和期の日本画家
- 生年
- 明治2年1月14日(1869年)
- 没年
- 昭和17(1942)年7月15日
- 出生地
- 播磨国姫路(兵庫県姫路市)
- 本名
- 庭山 慶蔵
- 主な受賞名〔年〕
- 内国勧業博覧会褒状(第4回)〔明治28年〕,全国絵画共進会二等褒状(第1回)〔明治30年〕,全国絵画共進会(第5回)〔明治36年〕「舞楽 納曾利」
- 経歴
- 幼時、父とともに大阪に赴き、13歳の頃から日本画家上田耕冲に師事。明治26年日本青年絵画協会が主催する第2回絵画共進会で三等褒状を受賞。以来、内国勧業博覧会や全国絵画共進会などで入賞を重ね、36年の第5回全国絵画共進会では「舞楽 納曾利」を出品し、褒状を受けた。44年に師・耕冲が没すると、鈴木松年の指導を受けた。巽画会の会員であったのみならず、大阪絵画協会委員・大阪美術会顧問を歴任するなど、大阪画壇の重要作家として活躍。また、大阪画学校の設立にも参画している。花鳥画を得意とした。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報