康国(読み)コウコク

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精選版 日本国語大辞典 「康国」の意味・読み・例文・類語

こう‐こくカウ‥【康国】

  1. 中国の南北朝、および隋・唐時代のサマルカンド地方の呼称。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「康国」の意味・わかりやすい解説

康国
こうこく
Kang-guo; K`ang-kuo

中国,隋・唐時代のサマルカンドの呼称で,昭武九姓の一国河川からの人工灌漑によって穀物・果樹栽培が発達し,ソグディアナ地方の中心的オアシスとして栄えた。またシルクロード要地にあたっていたため,康国人 (サマルカンド人) は東西交易路上の各地に植民集落を形成して,盛んに交易活動を行なった。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「康国」の意味・わかりやすい解説

康国
こうこく

中国、隋(ずい)・唐時代のサマルカンドの呼称。

[編集部]

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旺文社世界史事典 三訂版 「康国」の解説

康国
こうこく

隋・唐代にサマルカンドを呼んだ名称
のち,ソグディアナの代名詞として使用された。

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世界大百科事典(旧版)内の康国の言及

【サマルカンド】より

…Samarqandとも綴られる。前4世紀のギリシア人にはマラカンダMarakanda,後5世紀以降の中国人には康国,薩末鞬,尋思干,撒馬児罕などの名で知られる。前10世紀ころから中央アジア有数のオアシス都市として発展したが,前6世紀にはアケメネス朝ペルシアの支配下に入り,前4世紀には足かけ3年間にわたる果敢な抵抗の末にアレクサンドロス大王の軍門に下った。…

※「康国」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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