延惟(読み)えんい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「延惟」の解説

延惟 えんい

841-? 平安時代前期-中期の僧。
承和(じょうわ)8年生まれ。興福寺で法相(ほっそう)を,醍醐(だいご)寺の聖宝(しょうぼう)から密教をまなび,灌頂(かんじょう)をうける。延喜(えんぎ)7年維摩会(ゆいまえ)の講師(こうじ),のち御斎会,最勝会の講師をつとめる。9年東大寺別当となり,大仏殿中門二天像や東塔を修理した。法名は「えんゆい」ともよむ。

延惟 えんゆい

えんい

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android