延暦寺境域の南部一帯を占める一山の中心地域。東塔の名は初め東塔院という建物の名であったが、九院十六院の整備ほか多くの堂舎僧坊が建立されるに伴い、教団的な組織体、および地域一帯を総称するものとなった。東塔は五谷に分れ、根本中堂を中心に南谷・東谷・北谷・西谷と、南谷のさらに南の
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…その後豊臣,徳川2氏が寺領を寄進して諸堂の復興を助け,1636年(寛永13)には根本中堂の復興が成り,しだいに旧観に復した。園城寺日吉大社
[堂塔]
近江,山城2国にわたる広大な山上の寺域は三塔(東塔,西塔,横川(よかわ)),十六谷に分かれる。東塔は,東・西・南・北・無動寺の五谷より成り,もっとも早く開かれた寺域で,一山の本堂である根本中堂をはじめ,大講堂,戒壇院,文殊楼,総持院,浄土院(最澄の廟所),無動寺等がある。…
※「東塔」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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