延袤(読み)エンボウ

デジタル大辞泉 「延袤」の意味・読み・例文・類語

えん‐ぼう【延×袤】

《「延」は横で東西の、「袤」は縦で南北の長さの意》土地の広さ、大きさ。
荒原の―四里に下らざれども」〈織田訳・花柳春話

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「延袤」の意味・読み・例文・類語

えん‐ぼう【延袤】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「延」は横のことで東西を意味し、「袤」は縦のことで南北を意味する ) 土地の広がり。広さ。また、長さ。
    1. [初出の実例]「延袤之宏壮、照顔奪目」(出典:惺窩文集(1627頃)二・重建和歌浦菅神廟碑銘)
    2. [その他の文献]〔史記‐蒙恬伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「延袤」の読み・字形・画数・意味

【延袤】えんぼう

長く連なる。〔史記恬伝〕長く。地形に因り、用て險塞を制す。臨よりりて、東に至る。餘里。

字通「延」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android