弁天宗(読み)べんてんしゅう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「弁天宗」の意味・わかりやすい解説

弁天宗
べんてんしゅう

奈良高野山真言宗住職の妻であった大森智弁 (1909~67) が,1933年,弁財天の霊示を受けて病から救われた体験をもとに開いた宗派智弁は 52年,弁財天を本尊として独立し,おもに近畿地方で宗教活動を行うとともに,65年,智弁学園高等学校を設立するなど,教育事業をも手がけた。現在は茨木市本部をおき,公称信者数は約 30万人。教義の中心はあらゆる生命をはぐくむ「水の心」にあり,信者にその遵守を説く一方,本部には施薬部が設けられ,漢方薬と祈りによる治病が行われている。

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