弁護士倫理(読み)べんごしりんり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「弁護士倫理」の意味・わかりやすい解説

弁護士倫理
べんごしりんり

弁護士の職業的倫理規範というべき「弁護士倫理」は 1955年に制定されたもので,その後 35年を経過して社会情勢も変化し,それにつれて弁護士の活動が世間批難を浴びることも多くなった。暴力団スキャンダルを起した企業の顧問弁護士をつとめていたり,脱税などに関与したりといった具合である。そこで日弁連は 90年の臨時総会で,弁護士倫理の大幅改正を行なった。それにより,違法・不正な行為助長・利用してはならないという規定が新しく設けられたほか,弁護士は廉潔を保持するよう努めるという規定なども加えられた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む