弓始(読み)ゆみはじめ

精選版 日本国語大辞典 「弓始」の意味・読み・例文・類語

ゆみ‐はじめ【弓始】

  1. 〘 名詞 〙 年の始め(正月七日)や、弓場を新設した時などに、初めて弓射を試みる武家儀式弓場始(ゆばはじ)め。《 季語新年
    1. 弓始〈正月揃〉
      弓始〈正月揃〉
    2. [初出の実例]「其後有御弓始」(出典吾妻鏡‐治承四年(1180)一二月二〇日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

世界大百科事典(旧版)内の弓始の言及

【弓場始】より

…武家の歳首の年中行事。弓始,的(まと)始ともいう。流鏑馬(やぶさめ),笠懸,犬追物などのような騎射に対して,正月に催される弓矢の行事の多くは,歩射つまり徒歩で矢を射た。…

※「弓始」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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