弓矢の道(読み)ユミヤノミチ

デジタル大辞泉 「弓矢の道」の意味・読み・例文・類語

ゆみや‐の‐みち【弓矢の道】

弓を射るわざ。弓術。
弓矢に関する道義武道。また武士道
「―、死を軽んじて名を重んずるを以て義とせり」〈太平記・一〇〉

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精選版 日本国語大辞典 「弓矢の道」の意味・読み・例文・類語

ゆみや【弓矢】 の 道(みち)

  1. 弓矢に関する方面。弓を射るわざ。弓術。弓矢のゆくえ。
    1. [初出の実例]「心をくだく義賢が思案の的、はづれず当る弓矢の道」(出典:浄瑠璃・源平布引滝(1749)二)
  2. 弓矢に関する道義。武芸の道。武道。きゅうせんの道。
    1. [初出の実例]「弓箭の道、人にゆるされ、心もたけく、器量も人に勝れたりける者也」(出典:梵舜本沙石集(1283)九)

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世界大百科事典(旧版)内の弓矢の道の言及

【弓道】より

…武士団の勃興により弓矢は馬とともに戦いの場でますます重要視された。武士は〈弓矢執る身〉といわれ,その生き方を〈弓馬の道〉〈弓矢の道〉と称した。鎌倉時代の武士たちは流鏑馬(やぶさめ),犬追物(いぬおうもの),笠懸(かさがけ)などの騎射を盛んに行う一方,百手(ももて)式,大的(おおまと)式,草鹿(くさじし)などの歩射を行った。…

※「弓矢の道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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