引出し(読み)ヒキダシ

デジタル大辞泉 「引出し」の意味・読み・例文・類語

ひき‐だし【引(き)出し/抽き出し】

引き出すこと。「預金の―」
(「抽斗」とも書く)机・たんすなどに取り付けて、抜き差しができるようにした箱。
臨機応変に活用できる、隠れ持った多様な知識や豊かな経験のたとえ。「―が多く、どんな役でもこなせる俳優

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「引出し」の意味・読み・例文・類語

ひき‐だし【引出・抽出・抽斗】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 引いて出すこと。
  3. 机、箪笥(たんす)などに取りつけて手前に抜き差しのできるように作った箱。〔俳諧・毛吹草(1638)〕
    1. [初出の実例]「重ね箪笥の引出しの一重足らぬ如くにて」(出典:浄瑠璃・卯月の潤色(1707頃)下)
  4. 預金、貯金などを預け先から出すこと。
    1. [初出の実例]「上海引出しの為替手形を〈略〉販売したる時は」(出典:銀行小言(1885)〈富田鉄之助〉下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android