日本歴史地名大系 「弘化年間高松城下精図」の解説 弘化年間高松城下精図こうかねんかんたかまつじようかせいず 一三七×一三七センチ原本 県立図書館解説 包紙に「弘化年間図」と記され、杣場川河口西岸の新材木町の海岸に沿って「弘化年中御築立新地」とあり、本図の製作年代の上限は弘化年間といえるが、武家屋敷の住人名や町屋に付箋を付けて書直しが行われ、明治の初年に及んでいる。方位を青龍・白虎・朱雀・玄武で記し、四隅に注記、書入れが多い。とくに寺社やその解説に詳しく、勝法寺の項には「当代の内室は木村旦通明の二女」などの書入れがある。また城下の商人の屋号や取扱商品まで記入された珍しい城下図である。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by