張切れる(読み)ハリキレル

精選版 日本国語大辞典 「張切れる」の意味・読み・例文・類語

はり‐き・れる【張切】

  1. 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]はりき・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙
  2. 過度に張りふくれて切れる。ふくらみすぎて裂ける。
    1. [初出の実例]「破裂(ハリキ)れるやうな顔に皮肉な微笑を泛べつ」(出典社会百面相(1902)〈内田魯庵増税)
  3. 引っぱりすぎて切れる。こわばって切れる。
    1. [初出の実例]「十条の太綱、ぷっつりと、中途よりして張切れたり」(出典:今弁慶(1891)〈江見水蔭〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android