はち切れる(読み)ハチキレル

デジタル大辞泉 「はち切れる」の意味・読み・例文・類語

はち‐き・れる【はち切れる】

[動ラ下一]中身がいっぱいになって裂けて切れる。「おなかが―・れるほど食べる」「喜びで―・れんばかりの笑顔
[類語]裂く破る破く引き裂く破れる破ける裂ける切り裂く張り裂ける鉤裂き

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精選版 日本国語大辞典 「はち切れる」の意味・読み・例文・類語

はち‐き・れる【はち切】

  1. 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙 中身がいっぱいになって裂け切れる。満ちてあふれ出る。
    1. [初出の実例]「頭陀袋はち切る日のおもしろさ」(出典:雑俳・露丸評万句合‐宝暦一三(1763))
    2. 「天才、発明、自由、といふ様な観念で充満し、今にもはち切れんばかりになってゐたのである」(出典:近代絵画(1954‐58)〈小林秀雄〉ルノアール)

はち切れるの補助注記

日葡辞書」には「Fachiguire, uru, eta(ハチギルル)」があり、「割れる、ひびがはいる。寒さなどで、ひびが切れる」の意を示している。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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