百科事典マイペディア 「張北事件」の意味・わかりやすい解説 張北事件【ちょうほくじけん】 (1)第1次。1934年,内モンゴル調査行中の日本軍将校が,張北で中国軍に暴行された事件。第29軍長宋哲元の謝罪で解決。(2)第2次。翌年,関東軍の特務機関員が,張北で中国軍に数日間監禁された事件。日本軍はこれを口実に,責任者の処分,チャハル省内における日本側の行動の自由,宋哲元軍の長城線以北からの撤退などを認めさせた土肥原=秦徳純協定を結んだ。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by