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張煌言 ちょうこうげんZhang Huang-yan; Chang Huang-yen

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

張煌言
ちょうこうげん
Zhang Huang-yan; Chang Huang-yen

[生]万暦48(1620)
[没]康煕3(1664).杭州
中国,末の志士。きん県 (浙江省寧波東) の人。字は元箸。号は蒼水。諡は忠烈。崇禎 15 (1642) 年の挙人。明の滅亡後,魯王 (朱以海) を紹興に擁立して明の回復をはかり (45) ,進士,翰林院編修から累進して兵部左侍郎となった。翌年紹興が陥落すると舟山に逃れ,さらに魯王を奉じて金門アモイ (厦門) に拠った鄭成功を頼り,ともに再挙をはかって南京攻略を試みたが失敗。清から降伏をすすめられたが応じず,杭州の山中に隠れていたが,清軍に捕われて処刑された。著作に『張蒼水全集』がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

ちょうこうげん【張煌言 Zhāng Huáng yán】

1620‐64
中国,明末の志士。浙江省鄞(ぎん)県の人。字は玄著,蒼水と号する。崇禎15年(1642)の挙人。明が滅び,南京の弘光政権も敗れる(1645)と,銭粛楽らとともに魯王を推戴して反清活動を展開した。魯王が福建に入り鄭成功を頼ると,これに従い,鄭成功に協力して南京攻撃に従軍し戦功をあげた。しかし鄭成功が死に,魯王も没すると,みずから兵を解散し隠居したが,清軍に捕らえられ処刑された。【谷口 規矩雄】

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