弾射(読み)だんしゃ

精選版 日本国語大辞典 「弾射」の意味・読み・例文・類語

だん‐しゃ【弾射】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 弾丸を発射すること。また、はじいて放つこと。
    1. [初出の実例]「兵士六百余人を上陸せしめ、軍艦は河の彎曲の大砲台を弾射(タンシャ)す」(出典新聞雑誌‐五号・明治四年(1871)六月)
    2. [その他の文献]〔漢書‐宣帝紀〕
  3. 欠点過失などを指摘すること。
    1. [初出の実例]「是を弾射し是を追逸し是を拿捕することを得」(出典:万国公法(1868)〈西周訳〉三)
    2. [その他の文献]〔蜀志‐孟光伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「弾射」の読み・字形・画数・意味

【弾射】だんしや

弾丸をはじく。指摘する。〔宋書、五行志一〕風俗、相ひ驅(か)るに以てし、言論彈射、を以て相ひ(たつと)ぶ。三年の喪に居るにして毀(き)を致して、以て死するり。

字通「弾」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android