精選版 日本国語大辞典 「形彫り」の意味・読み・例文・類語 かた‐ほり【形彫・型彫】 〘 名詞 〙① かめの甲で占いをする、いわゆる亀卜(きぼく)のときに使用する亀甲の裏を彫るのに用いた、のみ。甲掘(こうほり)。[初出の実例]「卜二御体一〈略〉亀甲一枚、竹廿株、陶椀四口、小斧二柄、甲掘(かたほり)四柄、刀子四枚 已上卜料」(出典:延喜式(927)一)② 染物の小紋や紋所などの型を彫って作ること。また、その人。[初出の実例]「形彫(カタホリ)、一切染物の小紋・紋所、これをほり、染物や、紺掻等これを求む」(出典:人倫訓蒙図彙(1690)五) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例