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形態学的年齢 けいたいがくてきねんれいmorphological age

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

形態学的年齢
けいたいがくてきねんれい
morphological age

生体における加齢的変化が形態に現れたもの。暦年齢および機能的年齢に対するが,両者は互いに深く関連し,また該当する年齢によって発現の仕方が変る。成長期には個体の大きさが著しく変り,外形の変化が顕著である。思春期になると第二次性徴が現れ,男子では陰部,腋窩,顔面部,四肢に終生毛が現れ,女子では乳房が発達するほか,皮下脂肪が増す。成長が終ると老年期に移行するが,初期の変化はごく緩慢であり,漸次急激になる。量的変化は成長期に比べてはるかに小さい。姿勢,特に,腰曲り,背曲りは形態学的年齢の指標として重要で,歯牙の咬耗,脱落と,それに伴う上下顎骨の退縮も脊柱の変化同様,硬組織の変化として重視される。頭骨の縫合の消失とともに,各関節面の年齢変化は著しく,部位によってはかなり秩序ある変化を示す。組織学的にも各種器官の年齢的変化は容易に追究できる。暦年齢ならびに機能的年齢と必ずしも一致しないが,部位によっては年齢鑑定に用いられ,また見かけの年齢を決定するものとして重要である。

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