彦根仏壇(読み)ひこねぶつだん

事典 日本の地域ブランド・名産品 「彦根仏壇」の解説

彦根仏壇[仏壇・仏具]
ひこねぶつだん

近畿地方、滋賀県の地域ブランド。
彦根市米原市などで製作されている。江戸時代中期、彦根藩が武具師・塗師細工師仏壇づくりを奨励して始まった。城下町中山道を結ぶ交通の要地であった通称七曲がりで産地としての体制が整った。分解可能なほぞ組み構造。作業は分業制でおこなわれ、最後に仏壇問屋が障子を張って磨き、完成となる。1975(昭和50)年5月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品に指定。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「彦根仏壇」の解説

彦根仏壇

滋賀県彦根市を中心に生産される仏壇。江戸時代中期に始まったとされる。国の伝統的工芸品に指定されている。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android