彩み絵(読み)だみえ

精選版 日本国語大辞典 「彩み絵」の意味・読み・例文・類語

だみ‐え‥ヱ【彩絵・濃絵】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 濃彩を施した絵。
    1. [初出の実例]「平絹のかざみの上の袴、うちぎぬまた常のことなり。これもいくへもかさねだみゑもかき」(出典:満佐須計装束抄(1184)一)
  3. 障壁などの大きい画面に金銀極彩(ごくさい)を用いて描いた、豪華で強烈な印象を与える絵画様式。
    1. [初出の実例]「三国の名所を狩野永徳に仰付けられ、濃絵(ダミエ)に移され」(出典信長公記(1598)一一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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