役調(読み)エツキ

デジタル大辞泉 「役調」の意味・読み・例文・類語

え‐つき【調/課役】

律令制での租税総称。租・庸・調・雑徭からなる。えだちとみつぎ。
の郡の―ことごとくゆるさる」〈北野本天武紀〉

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精選版 日本国語大辞典 「役調」の意味・読み・例文・類語

え‐つき【役調・課役・賦

  1. 〘 名詞 〙(え)と調(つき)。えだちとみつぎ。古代大和政権農民に出させた夫役貢物
    1. [初出の実例]「旧の賦(エツキ)を罷(や)めて田の調を行へ」(出典日本書紀(720)大化二年正月(北野本訓))

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普及版 字通 「役調」の読み・字形・画数・意味

【役調】えきちよう

夫役の租税。

字通「役」の項目を見る

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