後天説(読み)コウテンセツ

デジタル大辞泉 「後天説」の意味・読み・例文・類語

こうてん‐せつ【後天説】

人の性質・習慣・技能などを、生後経験によって得られるものと見なす説。⇔先天説
哲学で、認識論上、生得的要素を認めず、すべてを経験に依拠して説明する立場ロックヒュームなど)。後天主義。⇔先天説

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「後天説」の意味・読み・例文・類語

こうてん‐せつ【後天説】

  1. 〘 名詞 〙 生まれてから後の経験によって、人間の事柄すべてを説明しようとする立場。後天主義。後天論。⇔先天説
    1. [初出の実例]「後天説 アポステリオリオズムに同じ」(出典:現代語解説(1924‐25))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android