日本歴史地名大系 「後平村」の解説 後平村うしろだいらむら 長野県:小諸市後平村[現在地名]小諸市後平諸(もろ)村の飯綱(いいづな)山(八三五メートル)の東北方にあり、菱野(ひしの)村・小諸城下・諸村・滝原(たきばら)村などの村々に接し、北方は高峰(たかみね)山(二〇九一・六メートル)に続く原野。古くは菱野村と一体で「和名抄」に載る「大村郷」に属し、左馬寮領の菱野牧の境域でもあったことは、村内に飼馬(けいばん)とよぶ集落や馬瀬口(ませぐち)という地字名を残すことからも推察できる。小室太郎光兼や大室氏ら滋野氏一族の支配下にあり(吾妻鏡)、それらの衰退後はどのような推移を経たか明らかではない。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by