後窯(読み)ノチガマ

デジタル大辞泉 「後窯」の意味・読み・例文・類語

のち‐がま【後窯】

4代藤四郎以後の瀬戸焼茶入れ。特に、桃山時代から江戸前期のものをさす。

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精選版 日本国語大辞典 「後窯」の意味・読み・例文・類語

あと‐がま【後窯】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 陶磁器本窯(ほんがま)で焼いた後、さらに錦窯(にしきがま)絵模様を焼き付けすること。釉上彩色着画のこと。
  3. 茶人の間でいわれていた茶入れの窯分けの名。千利休古田織部小堀遠州にわたる時代に、瀬戸または京都で作られた瀬戸風の茶入れ、すなわち京瀬戸をさす。

のち‐がま【後窯】

  1. 〘 名詞 〙 茶道で、四代藤四郎以後一三代新右衛門までに作られた瀬戸焼茶入のこと。

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