朝日日本歴史人物事典 「後藤基政」の解説
後藤基政
生年:建保2(1214)
鎌倉中期の武将。後藤基綱の嫡子。母は,大江能範の娘。越前国守護。鎌倉幕府の引付衆,地奉行として鎌倉の市政に携わった。将軍家の和歌会にはたびたび出席した歌人。嘉禎3(1237)年将軍藤原頼経の近習番に選ばれ,以後たびたび番衆に選ばれる。暦仁1(1238)年,検非違使六位尉。仁治2(1241)年叙留されて,検非違使大夫尉。建長3(1251)年壱岐守。正嘉1(1257)年引付衆となる。弘長1(1260)年には『関東近古詠』の選集を命じられた。弘長3年在京を命じられ六波羅評定衆となる。
(永井晋)
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