後藤町(読み)ごとうちよう

日本歴史地名大系 「後藤町」の解説

後藤町
ごとうちよう

上京区出町北鴨口下ル

賀茂かも川に架かる葵橋あおいばし西詰に位置し、河原町かわらまち通に面する。

元禄末期洛中絵図に「鴨口丁」と記されるが、その後の変遷は不詳。「坊目誌」は「始め鴨口南町と号す」と記し、延宝二年(一六七四)以来、宮崎某の所有地であったが、嘉永元年(一八四八)頃より借地して家屋を建てる者が現れた。

後藤町
ごとうちよう

[現在地名]奈良市後藤町

北魚屋東きたうおやひがし町東にある。「奈良曝」に「林や町共云。町役八軒半」「いにしへほり物後藤乗意吉正住し跡也」と記し、町名は刀脇指の銀細工匠、奈良後藤の居住にちなむといわれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android