後鳥羽天皇像(読み)ごとばてんのうぞう

精選版 日本国語大辞典 「後鳥羽天皇像」の意味・読み・例文・類語

ごとばてんのうぞう ゴとばテンワウザウ【後鳥羽天皇像】

藤原信実筆と伝えられる後鳥羽天皇肖像画。承久三年(一二二一)作。一幅。紙本着色。縦四〇・三センチメートル、横三〇・六センチメートル。国宝。大阪府水無瀬(みなせ)神宮蔵。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「後鳥羽天皇像」の意味・わかりやすい解説

後鳥羽天皇像
ごとばてんのうぞう

後鳥羽天皇の肖像画。紙本着色。水無瀬 (みなせ) 神宮蔵。国宝。『吾妻鏡』『増鏡』などから,承久3 (1221) 年承久の乱に敗れた上皇が,落飾に際して似絵名手藤原信実に肖像画を描かせたことが知られる。烏帽子直衣を着けて上畳 (あげだたみ) に坐した本像は,その顔貌表現に似絵のすぐれた画風を示し,ほぼ確実に信実の真筆と認められる。そのほか水無瀬神宮伝存の法体像,御物の俗体像などがある。

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